ラブカ 深海生物紹介
カッコよすぎる古代魚の生き残り
深海魚、深海生物のなかでは1.2を争うカッコいいザメ、ラブカ。
いやー、カッコいいです。単純にカッコいいですね。
グラドセラケに大変よく似ていることから、ラブカは古代魚の生き残りだと言われています。
あと、日本の恐竜時代の地層からラブカの歯らしきものも見つかったことがあるそうで、大きさは現在の5倍あったそうです。
この辺が不思議なんですよね。5倍あったらもう別モンだと思うのですが(笑)
そんなこと言ったらロマンが無くなってしまいますね。やめときましょう(笑)
- 軟骨魚網
- カグラザメ目
- ラブカ科
- 生息地域 : 世界中
- 体長 : 約2m
ラブカの何がカッコいいんでしょうね。
とりあえず顔がカッコいい。
歯並びがカッコいい。
エラ部が赤いのがカッコいい。
目がエメラルドグリーンでカッコいい。
なんか曲がってるのがカッコいい。
長いのがカッコいい(笑)
うーん、書き出してみてもよく分かりませんが(笑)、何か心をくすぐるのです。
ワルの魅力!恐ろしすぎる見た目がカッコいい
とりあえずラブカの歯並びをご覧ください。なかなかの飛び道具です(笑)
一度噛まれたら多分取れないですね。この歯のおかげで食いっぱぐれがなく古代から繁栄できたのかもしれません。
ロマンのある歯です(笑)
ラブカは英名でFrilled Sharkと呼ばれています。フリルドシャークです。
なぜフリルかというと、エラの部分にフリルというかフリンジというか赤いのがついてます。
もうちょっと長ければオジー・オズボーンですね。
ブラックサバース(笑)
これもラブカがカッコいい原因のひとつです(笑)
ラブカは、聖地・駿河湾で実はけっこう昔から上がっていたそうです。漁師さんの網にかかるんですね。
でもその見た目のせいで昔から縁起が悪いとされていました。
なので、上がったらすぐにリリースしていたそうです。
人は見た目で判断してはいけません。ぼくも見た目からいろいろ弊害が…あっ!すいません、横道にそれました(笑)
しかしそれを聞きつけた東海大学海洋学部の方々が捕獲を依頼し、目にすることが多くなったそうです。
そのおかげもあって、沼津港深海水族館では何度か飼育展示されています!!
しかし、そこはやはり深海魚。長生きはできなかったようです。
最長4日間生きて展示されていました。見たかったなぁぁぁぁぁぁぁ(笑)
沼津深海魚水族館まで行くのは、関西在住にはツライ…でもいつか必ず見に行きたいと思いますよ!!
縁起が悪いからって少し可哀そうな噂も…
ちなみに、ラブカ、カグラザメが上がると地震が起きるという噂もあるそうです(笑)
過去5~6年間で、カグラザメ(ラブカを含む)が捕獲された後で大きな地震が起きたケースを調べてみたところ、以下の5つのケースが、地震との相関関係がある可能性があることがわかった。出典カグラザメは地震を予知するか? 日本で捕獲されたサメと地震の関係 – エキサイトニュース
・2008/01/18小田原付近で捕獲→2008/02/27父島近海M6.6
・2008/07/09神奈川県・真鶴町で捕獲→2008/07/21福島県南投沖M6.1
・2012/05/19静岡県沼津市で捕獲→2012/06/06千葉県東方沖M6.3
・2013/01/10静岡県沼津市で捕獲→2013/04/13淡路島M6.3
・2013/09/22駿河湾の底引き網(ラブカ)で捕獲→2013/10/26福島県沖M7.1
いやぁ、ぼくはこの手の噂は全くという訳ではないですが、信じていません。
そんなんで地震が来るのがわかるなら、もっと早く知らせてくださいって感じです(笑)
まーあれですね。「信じるも信じないもあなた次第」(笑)
ラブカは見た目からは想像できない美味
そして沼津港深海水族館石垣館長さんが、ラブカを食べたということでTwitterで公開されていました。
こちらのサイトではニュースにもなっていました。
石垣さんの知人が持ってきてくれたもので、3月初旬に千葉で捕獲されたものを冷凍保存していたものらしいです。
沼津港深海水族館にはすでに標本があり、解剖も何度かやったことがあるとのことで、今回は「食べてみるか…… 」となったそうです(笑)。
3枚におろしたその身は、脂の乗ったきれいな白身。試食してみたところ、マダイやタチウオに近い淡白で上品な味わいで、とてもおいしかったらしいです。うらやましい(笑)
で、こちらがラブカの刺身。
いやこれ、うまそうすぎるでしょ(笑)
ラブカはカッコいいし美味しいし、必ずいつか深海屋でグッズにしたいと思います!ご期待ください!