アルビンガイ ガンダムのパイロットっぽい名前(イメージのみ笑)

アルビンガイ 深海生物紹介

4

出典:ナショナル・ジオグラフィック

変わった形の貝ですね。見ての通り、巻貝です。

  • 軟体動物門
  • 腹足網
  • 吸腔目
  • ハイカブリニナ科
  • 体長 : 約5cm
  • 生息地域:日本近海、南西太平洋、インド洋
  • 学名 : Alviniconcha hessleri

棘のようなものが生えているように見える殻の部分ですが、なんと!!

全てです。剛毛ですねぇ(笑)

見た目のとおり、触るとブラシのような感じで固いそうです。

貝殻を拾ったら、靴を洗えそうですね(笑)

そして軟体動物門ということで、中の人はふにゃふにゃです。

カタツムリのような感じですね。

オオナミカザリダマほどではありませんが(笑)

オオナミカザリダマ ジシン・カミナリ・カジ・オヤジ
オオナミカザリダマ 深海生物紹介 出典:深海-Wonder of the deep- 不思議発見!!深海なのにかたつむり!? ...

熱水噴出孔出身

この白くて毛が生えている感じ、なんだか見覚えがありますよね。

そうなんです。

このアルビンガイ、熱水噴出孔の近くに生息しています。

何種類かの熱水噴出孔の近辺に住んでいる深海魚、深海生物を紹介したことがあります。

イエティロブスター 深海生物紹介
深海に棲む雪男?? みなさん、UMAという言葉をご存知でしょうか。馬ではありませんよ(笑) 正確にはユーマと読むそうです...
ウロコフネタマガイ 深海生物紹介
出典:wikipedia 不思議な不思議な金属でできた生物 深海生物、深海魚は不思議ちゃんの宝庫ですが、最も不思議と呼んでも過言...
チューブワーム 深海生物紹介
出典:wikipedia 深海のオアシスに棲む謎生物 この意味不明な生物、植物のようにも見えますが、れっきとした深海生物です。 ...
シロウリガイ 深海生物紹介
出典:JAMSTEC 深海には貝類も存在しますが、深海魚、深海生物ではけっこう珍しい二枚貝である、シロウリガイの登場です。 このシロ...
ゴエモンコシオリエビ 熱水噴出孔から来た大泥棒
ゴエモンコシオリエビ深海生物紹介 出典:JAMSTEC久々の白い深海魚、深海生物です。ゴエモンコシオリエビの登場です。 とっても...
ウロコムシ THE・剛毛
ウロコムシ 深海生物紹介 出典:深海探索 なんだか変わった生物ですね。 まー深海魚、深海生物は全て変わっていると言えますが...

並べてみると、みんな白くて個性的ですね(笑)

アルビンガイは、実はいくつかの種がいるようです。

東京大学海洋研究所、小島教授さまのページに詳しく書かれていたので引用させていただきます。

 

アメリカの潜水船アルビンに因んで名付けられたアルビンガイ類Alviniconcha spp.は、ヨモツヘグイニナIfremeria nautilei とともに、マリアナトラフや南太平洋の背弧海盆(マヌス海盆、北フィジー海盆、ラウ海盆)の熱水噴出孔周辺の化学合成生物群集で、最も優占する大型の巻貝です。鰓の細胞内に共生する化学合成細菌の作る有機物を利用して生きています。南太平洋には、シロウリガイがほとんどいないので、そのニッチェ(生態学的地位)を、彼らが埋めている格好になります。共にProvaniidae科に属し、共通に祖先種から分かれたと考えられています。
マリアナトラフには、アルビンガイAlviniconcha hessleri だけが生息しています。水深1470mの中央マリアナトラフと水深3600mの南マリアナ海嶺の間は、水平距離で約550km離れているにも関らず、若干(有意水準5%)の遺伝的分化が見られるものの、依然として遺伝的交流があることが、ミトコンドリアDNAの塩基配列の基づく集団解析から示されています。
アルビンガイの仲間は、南太平洋の背弧海盆にも生息していますが、これらはマリアナトラフのアルビンガイとは、遺伝的に異なり、おそらく別の種(おそらく2種)であると考えられます。しかし殻および軟体部の形態の差がほとんどないため、まだ正式に記載はされていません。さらに2000年夏に発見されたインド洋の熱水噴出孔でも、アルビンガイが採集されています。遺伝子解析の結果、インド洋のアルビンガイは、全ての太平洋のアルビンガイ類の共通先祖から枝分かれした可能性が高いことがわかり、近々新種として記載される予定です。
一方、ヨモツヘグイニナの分布域は、南太平洋に限られています。また北フィジー海盆とマヌス海盆のアルビンガイ集団の間に遺伝的な差異が検出されないのに対し、ヨモツヘグイニナでは、両海盆の集団は、完全に遺伝的に独立しています。アルビンガイ類は、殻の形態からプランクトン幼生期を持つと考えられています。ヨモツヘグイニナに関しては、卵サイズの指標となる殻の頂部が成長過程失われるため、幼生型は不明ですが、彼等の分布域の狭さや、遺伝的な分化は、アルビンガイに比べて、幼生の分散能力が低いことを反映しているのかもしれません。
下の図は、ミトコンドリアDNAの塩基配列に基づいて推定した、これら2つの属の巻貝類の進化過程を模式的に示したものです。

上の方のデータで「生息地域:日本近海、南西太平洋、インド洋」と書きましたが、実は住んでいるところで種類が違う可能性が高いそうです。

見た目はあまり変わらないそうなので、まーアルビンガイはアルビンガイのようですが(笑)

トップの写真のアルビンガイは、地球規模での“海洋生物の目録”作りを目指し、10年にわたって調査を続けたプロジェクト、海洋生物のセンサス(Census of Marine Life: CoML)の調査で発見されたそうです。

この調査で新種の深海魚、深海生物が6000種類も発見されたそうです!!

すばらしいですね。

まーとにかく、割と深い水域に住んでおり、今もなお、新しい場所でアルビンガイが発見され続けているということですね。

ロマンです!!

団体さんいらっしゃ~い

このアルビンガイ、実はかなりの団体さんで生息しています。

割と熱水噴出孔の番人のような感じなんですね。

シロウリガイが生息する場所にはあまりいないようですが(笑)

棲み分けがしっかりされているのですね。

89

出典:地球を食べる
海溝、トラフを探索していると、アルビンガイの隙間にスケーリーフットやその他甲殻類なんかが顔を出してくれるそうです。

団体さんっぷりがすごいですね(笑)

この光景、見てみたいものです。。。

一般人が深海旅行へ行ける日が来るのを心待ちにするしかありませんね(笑)

アルビンガイは鳥羽水族館新江の島水族館などで飼育、展示されたことがあります。

あまり目立たないかとは思われますが、水族館などで発見できたらラッキーです!!

お食事不要??

アルビンガイの特徴といえば、エラの部分に細菌がすんでおり、養分をもらって生きているそうです。

シロウリガイチューブワームなんかと同じですね。

しかしアルビンガイには、口もついています!!

口の中には歯舌(しぜつ)という、硬い舌があるそうです。

しかし今のところ、口から獲物を食べるかどうかは分かっていないそうです。

まーしかし口なんでね。何かは食べるのだろうと思われます(笑)

ちなみに「貝殻を拾ったら、靴を洗えそうですね(笑)」と書きましたが、じつはアルビンガイの殻は石灰質で、乾燥するとすぐに割れてしまうそうです。

ということで、靴を洗うのは不可能ですね(笑)

うん、グッズとしてアルビンガイのブラシを作るしかないですかね(笑)


  • このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。