5/22に放送された「爆笑問題の深海WANTED」。
深海屋ブログでも、こんな番組があるらしい!ということで記事にしておりましたが、ついに放送されました。
今回はそのまとめ記事です。
いくつかコーナーがあったのですが、メインはやっぱり、オーストラリアの海に挑戦するコーナー!!
オーストラリアと言えば、100万種の生物が暮らすと言われる生命の楽園。
タスマニアキングクラブを捕獲せよ!!
そんなオーストラリアの海でWANTEDされてしまう深海生物は…
キングクラブです!
またの名をタスマニアキングクラブ!!
世界最重量、人間の腕の太さほどもあるハサミを持つキングクラブ!
この生物の捕獲を目指します。
メルボルンの水族館の館長さんは、最大8キロのキングクラブを見たことがあるとか…
ちょっとした子供くらいの重さです(笑)すごすぎますよね。
というわけで、南オーストラリアの深海に挑むのは…
我らが沼津港深海水族館の館長、石垣幸二さん!!
爆笑問題じゃないんかいっ!!
と言いたくなりますが、むしろ深海魚・深海生物好きからすると、石垣館長がテレビで大活躍される光景が見られるのは嬉しい限りです。
というか、むしろこの番組全編にわたって石垣館長メインです(笑)
そしてたどり着いたのは、南オーストラリアのポートランド。
断崖絶壁の海が形成された、南極に最も近い海、サザンオーシャンです。
なんだかロマンを感じる展開ですね!!
ここで、この南オーストラリアの特殊な海域についての説明です。
この南オーストラリア周辺の海域というのは、海流が滞留していて、要は同じところをグルグル回るような海流になっています。
そのため、
オーストラリアの海洋生物のうち80%がココにしか住んでいない固有種だそうです!!!すごい!
コアラやカンガルー、ウォンバットなどなど、オーストラリアと言えば生命の楽園であるとともに、進化の道が他の大陸と全く異なっていますが、深海魚・深海生物に関しても同様なようですね。
タスマニアキングクラブも、この海にしか住んでいない種です。
キングクラブ捕獲作戦一日目
というわけで、捕獲作戦開始!!
今回限られた時間は三日間のみ。
さすがの石垣館長も、この大冒険を前に…
一睡もできなかったそうです。
そりゃそうですよね。楽しみであり、不安でもあるようです。
果たしてキングクラブの捕獲、そして日本での展示はできるのありましょうか?!
漁は、海底に沈めた特殊なカゴの中に、魚の切り身などエサを入れておき、そこにひっかかった生物が上げられるというものになります。
ということで、いざ!!
早速一発目からヒットです。
ナヌカザメ(ホワイトフィン・スウェルシャーク)です。
続いては…
でっかいナマコ!!!
ホワイトスポットシーキューカンバーです。
はい、キューカンバーってことで、まんまでっかいキュウリみたいな見た目ですねぇ…。
そして、キュビエ管という白いドロドロの内臓のようなものを吐き出します。
うげええ…
このナマコを見て大喜びの石垣館長ですが…
と船員たちから不思議がられる我らが石垣館長。
そりゃそうですよね(笑)
続いて獲れたのは…
クレイフィッシュ!!!
南オーストラリアの伊勢エビです!
綺麗な紫色してますね~。
なんと、めちゃくちゃウマくて高価なエビのようです。
しかし、キングクラブはこの日獲れず…
どうやら、結構難しいようです!
キングクラブ捕獲作戦一日目
続く二日目。
なんと、海は大荒れです。
しかも漁場までたどり着くまで、約四時間半…映像見てるだけで嘔吐しそうになります(笑)
そして、出て来るカゴたちは…
空っぽ…(泣)
何にも入っていないというのは精神的にもキツイものがありますね~。
そしてこの日は全てのカゴが空でした…
見てください。この悔しそうな顔…
というわけで、残り一日になってしまいました!!!
キングクラブはその姿を見せてくれるのでしょうか?
続きは次回!!
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