クロカムリクラゲ・ムラサキカムリクラゲ  アポロチョコとUFO

クロカムリクラゲ・ムラサキカムリクラゲ 深海生物紹介

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出典:日本海洋データセンター
深海魚、深海生物といえば変わった形の生物が多数いますが、その中でもクラゲ類は謎めいたものが多数見られます。
謎が謎を呼ぶクロカムリクラゲです。

  • 刺胞動物門
  • 鉢虫網
  • 冠クラゲ目
  • クロカムリクラゲ科
  • 生息地域 : 世界中
  • 体長 : 約1.5m
  • 学名 : periphylla periphylla

何でしょうか、この形。
たけのこのようなどんぐりのような・・・・

いや、あれですね。

たけのこの里ですね(笑)

またはアポロチョコ(笑)

とにかくなんだかお菓子系ですね(笑)

謎めいた生態の謎めいたクラゲ

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クロカムリクラゲの傘は16枚の縁弁という葉っぱのようなパーツで構成されています。
この縁をふわふわと広がったりしぼんだり動かしながら泳ぎます。

見てのとおり体は半透明で、真ん中に真っ赤な胃を持っています。

半透明なので中身まるだしです(笑)

この胃が赤いのにも理由があります。

発光する生物を捕食しても光が漏れないようにするためだそうです。
進化なロマンですね。

以前紹介したアカチョウチンクラゲと同じですね。

トックリクラゲ・アカチョウチンクラゲ 深海生物紹介
出典:JAMSTEC お酒が飲みたくなるクラゲ なんなんでしょう、この形。すばらしく徳利型です。 トックリクラゲといいます...

UFO過ぎるクラゲたち

そして紐のように伸びているのがマニアの大喜びなフレーズ、触手です。

全部で12本の触手をもっており、この触手を広げるように伸ばして獲物が触れるのを待ち、触れた瞬間獲物を捕まえ傘の下に開いた口から捕食します。

ちなみに上の画像のように触手を上に上げて泳ぎます。
完全にUFO化してますね(笑)

クロカムリクラゲに似た特徴をもっているまがムラサキカムリクラゲです。

黒か紫かの違いなのかな?
と思いますが、けっこう形自体が違います。

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出典:JAMSTEC
この画像…深海魚、深海生物を調べていたらよく見かけますね。
何を隠そう、これがムラサキカムリクラゲです。

いやぁ、クロカムリクラゲとは大分形が違いますね。

こちらは完全にUFOです(笑)

80年代に活躍したロックバンド、ELOのアートワークの元ネタになっていそうな形です。

ELOWallpaper4

う~んわりと似てる…触手さえなければ(笑)
ELOって誰?って方も多いと思いますが、これなんか日本のドラマ「電車男」の主題歌になってましたね!

必殺技の発光が…

クロカムリクラゲとムラサキカムリクラゲには、共通した必殺技があります。

なんと!!
発光します(笑)
「ああ、なんや、普通やん」と思ったそこのあなた!!

実はちょっと違います。
大体の深海魚、深海生物は仲間とのコミュニケーション、または獲物をおびき寄せるために発光器を使いますが、クロカムリクラゲとムラサキカムリクラゲは

「警告機」

として発光します!!
どういうことかと申しますと、敵に襲われそうになって刺激を受けると発光し、その敵がもっと大きな深海魚、深海生物に襲われるよう仕向けるために発光するそうです!!
なんだかとても賢いですね!!
しかしそんなにうまくいくものなのでしょうか・・・・

やっぱりそこはロマンです!!(笑)

発光自体がとても強い光を発するそうで、目くらましになり逃げることも可能のようです。
100m先でも光が見えるほどだそうです。すごいっ!!

つまり、ギガントキプリスの天敵、ガウシアのような発光器の使い方もするということですね。

ギガントキプリス 深海生物紹介
出典:rileyPOP! ピンポン玉状の生物 ギガントキプリス またまたかわいらし生物の登場です。 深海魚、深海生物の中でもト...

深海魚、深海生物の発光についてはまだまだ謎が多く、まだまだ隠れた使い方があるようです。

そういえば沼津港深海水族館の石垣館長様が、今現在、最も水族館で飼育、展示したい生物はムラサキカムリクラゲだと言っておられました。それだけ捕獲が難しいのですね。

そもそもクラゲは体がほぼ水分で出来ており、標本にする事さえ難しいです。
いつか本物を見てみたいです!!

動画を探してみたのですが、JAMSTEC様のページに多数ありました。

気になる方はこちらをどうぞ!!

しかし深海のクラゲたちは個性的ですね。もはやなんでもありですね(笑)


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