テカギイカ 深海生物紹介

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出典:MBARI

深海には多くのイカ類が存在しますが、その中でもかなり珍しい繁殖形態をもつテカギイカ

上の画像を見たら、明らかに何か違う感じですよね。

  • 軟体動物門
  • 頭足網
  • ツツイカ目
  • テカギイカ科
  • 生息地域 : 北太平洋
  • 体長 : 約18cm~2m
  • 学名 : Gonatus onyx

卵を育てる珍しい深海イカ

上の画像はテカギイカが卵を抱きかかえているところです。
普段からずっとこの姿なわけではありません。本来の見た目はわりとわかりやすいイカです(笑)

イカ類は基本、卵を岩場や海草や海底に卵を産みつけ、その後世話をしたりはしないと考えられていました。

ところが2005年、カリフォルニアのモントレー湾水族館研究所によって腕の間に2000~3000個の卵を抱きかかえたテカギイカのメスが撮影されました。

モントレー湾水族館研究所というのは、深海屋ブログがいつもお世話になっている、言わずと知れたMBARI様のことですね。

魚類やタコ類は卵を見守ることはめずらしくないそうなのですが、イカ類では初めてとのことです。
テカギイカの卵は、薄い膜で覆われ塊になっています。

自分の体より大きなものになっている事もしばしば。
この卵塊をメスはまるごとわしづかみにしています。

母の愛!過酷すぎる卵を育てる行為

そして腕を伸ばしたり縮めたりを定期的に繰り返し、卵に酸素を送り込みます。

なぜこのような行動をするのでしょうか?

それは、深海では酸素があまりないからです。
なのでこうやって酸素を送り込まないと酸欠になってしまうそうてす。
なかなかキツそうな作業ですよね。

さらにイカの口は足の根元にあるので、卵を抱えると口が完全に塞がってしまいます。

それが卵が孵化するまで約6~9ヶ月も続くのです

口が塞がってしまっているのでもちろん食べられません。
約6~9ヶ月の間絶食です。

しかも腕を動かし続けなくてはなりません。
いやぁ…これ、かなり大変です。

ほんと、母は強しですね。尊敬します。

この孵化の模様の動画がありました。かなり神秘的で感動的です。

すばらしい動画ですね!!
子供達がキラキラしてまるで星のようです。

メスは卵を抱きかかえる前に脂肪をため、筋肉を減少させて絶食にそなえるそうです。
そのため体力を削られ、動きがかなり遅くなってしまうそうです。

なので、外敵に襲われても逃げづらく、命の危険が隣り合わせだそうです。
そして。卵が全て孵化した後、息絶えるそうです。

いやぁ…なんていうか…

感謝しかないですね。母はいつでも命がけです。

最近よく親が子供を死亡させたニュースが報道されていますが、なんだか悲しいですね。
いろいろ原因はあるのでしょうが、そうなる前に自分が親であることを思い出してほしいです。

そして、この記事、動画を見て全く何も感じないなら、親にはならないほうがいいかと思います。
文才があまりないので伝わりにくいかもしれませんが、この世はロマンの塊です。
そして子供達もロマンの塊です。未来です。キラキラしてます!!

実は鋭いカギ爪の持ち主

さて、テカギイカという名前ですが、手に鋭いカギ爪が付いているところから来ています。

思ったよりまんまですが、かなり鋭いので素手で触るとケガをしてしまうほどです。

…うん。
上記の話の後ではパッとしないですね!!

蛇足感がすごいので、このへんで(笑)

テカギイカのグッズを作るとしたら、とてもメッセージ性の強いものになってしまいそうです(笑)


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