シダアンコウ 深海生物紹介

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出典:wikipedia

深海魚、深海生物の中でも代表選手的なチョウチンアンコウですが、数多くの種類が存在します。

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本日ご紹介するのは、その中でも一際変わった形をもつシダアンコウです。

  • 脊索動物門
  • 条鰭綱
  • アンコウ目
  • シダアンコウ科
  • 生息地域 : 太平洋、大西洋、インド洋
  • 体長 : 約40cm

シダアンコウの変わった特徴とは?

チョウチンアンコウの中でもかなり珍しい種類で、最初に報告された種は1902年。インド洋で見つかりました。
その後1925年に西部大西洋で見つかりました。

そして1999年に太平洋北東部の水深5,000m地点で、無人探査機によって生きた映像が記録されています。
その映像を探してみたのですが見つかりませんでした。

その代わりと言ってはなんですが、標本を説明している動画がありました!

変わった形ですねぇ。

そしてなにしろ…チョウチンが長い!!

シダアンコウは学名がGigantactinidaeと言います。
これは巨大なヒレという意味です。

ん??
別にヒレがそんなに大きい気はしない…と思うのですが、実は!!

この長いチョウチン、イシリウムと言うのですが、これが背ビレから変化した器官なんです!

全く背ビレ感は無いですよね(笑)
なんなら鼻から伸びているように見えます。

釣り?釣りしちゃうの?

ということで、英名がWhipnose anglers、ウィップノーズ アングラーズ。
直訳すると…

鼻鞭の釣り人(笑)
謎過ぎるネーミングですよね。

これもちゃんと意味のある名前なんです。
上の動画でも説明しておられますが、このシダアンコウ…なんと!!

海底近くを上下逆さまになって漂い、イシリウムを海底すれすれに釣り竿のように垂らして獲物を誘うんです!!

まさに鼻の鞭で釣りをするんです(笑)

いやぁ、ロマンですねぇ。こんな生物いるんですね。
魚が逆さまになって泳いでいたら、もう力尽きそうだと思ってしまいそうです。

JAMSTECに動画発見

シダアンコウの泳いでいる姿の動画を探したのですが、例によってJAMSTEC様のサイトにしかありませんでした。
興味のある方はこちらから!!

一応キャプチャ画像も貼っておきます。

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いや、やはり正直死にかけているように…ロマンです!!(笑)

シダアンコウのその他の特徴

シダアンコウのその他特徴としては、チョウチンアンコウ類は大体ずんぐりむっくりとした丸みを帯びた形をしているのですが、シダアンコウはわりとスリムです。

尾びれも大きく、魚らしい形をしていますよね。なので結構素早い動きが可能です。
そりゃ逆さまの体勢から獲物を捕らえるには、素早く動けないときついですよね。

そしてアゴと歯も個性的です。
歯は3.4列以上になってぞろぞろとならんでいて一番外側の歯が大きく、口の外側にまで生えています。

チョウチンアンコウ類によく見られる特徴ですね。ネオケラティアス・スピ二ファーなんかはもっと派手ですが(笑)

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この歯は内側に倒すことが出来るらしく、獲物を捕食した時に、もがけばもがくほど口の中へ運ばれるというロマン満開な仕組みになっています。

さらに、シダアンコウのアゴは…上アゴと下あごが関節で繋がれていないそうです。
筋肉と腱だけで繋がっており、左右別々にアゴを動かすことが出来ます!!

いやぁ、進化のロマンです!!
もうロマン通り越してマロンです!!(再び 笑)

ここまでいろいろ進化しているので、やはり退化している部分もあります。

それは深海生物あるある、です。とても小さい目が付いているのですがあまり見えていないそうです。

やはりチョウチンアンコウ類は深海魚の代表選手的な特徴をたくさん持っていますね!!
深海魚、深海生物の特徴、ほんとのところはよくわかっていないという点もしっかりと持ち合わせています。

チョウチンアンコウ類は一般的に海底から離れた中層で生活すると考えられているが、本科魚類は海底付近を漂泳する姿が観察されている(「生態」の節を参照)。雌雄の体格は著しい性的二形を示し、雄は雌よりも極端に小さい矮雄(わいゆう)である。ミツクリエナガチョウチンアンコウなど他科で知られる寄生性の雄個体は見つかっておらず、シダアンコウ科の雄は性成熟後も自由生活を送るとみられている[2]。雌はチョウチンアンコウ類としては比較的大きく、体長20-40cm程度にまで成長するが、性成熟に達した個体はいまだ得られておらず、繁殖形態には不明な部分が多い。

長い突起の先にいる獲物を実際にどのように捕食するのかはわかっていない。

シダアンコウ科魚類の食性は不明で、彼らが実際に海底の底生生物を釣り上げているのか、多くのチョウチンアンコウ類と同様に、普段は中層の甲殻類や魚類を狙っているのかはわかっていない。捕獲された個体のは反転して口内に突出していることが多く、そうでない場合でも胃の中はほぼ常に空っぽで、2009年の時点で何らかの胃内容物が確認できたものは9例(すべてシダアンコウ属)しかなく、そのいずれも証拠とするに足らないものであった

(wikipedia)


動画も必死に探してみたのですが、さきほどのJAMSTEC様の動画のみしか発見できませんでした。
まだまだこれからシダアンコウについては解明されていくかと思われます。楽しみですね!

深海のロマンは底なしです!!!


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