サルパ 深海生物紹介

47f115ee[1]

出典:カラパイア

透明生物サルパ

深海生物、深海魚は透明な生物が多数います。深海でも見えないからだと思われます。
その透明生物の中でも有名どころのサルパです。

  • 脊索動物門
  • タリア綱
  • サルパ目
  • サルパ科
  • 生息地域 : 世界中

サルパはかなり多くの種類が存在しています。
なので浅い所から深海まで、様々なサルパがいます。

上の写真はオオサルパという種類。

なんでしょうか、魚っぽいですね。魚というよりはたい焼きっぽい(笑)
なんだかおいしそうですよね!!

クラゲ?魚?サルパ!


透明なのでくらげのようにも見えますが、実はホヤの一種です。

あのオオタルマワシが被る透明の殻はサルパであることがあります。

このサルパ、なかなかすごい特徴を持っています。

サルパは複雑な生活史を持ち、生殖の仕方が一世代ごとに交互に変わる。生活史のどちら側も一緒に海中に存在する。見た目はかなり異なるが、どちらも大部分が透明、管状、ゲル質で、長さは約1-10cmである。卵生体とも呼ばれる単独の段階では樽型で、数十から数百の個体からなる鎖を作り出すことで無性生殖し、これらは小さい段階で親から切り離される。鎖になったサルパは、生活史の「集合」部分で、集合した個体は芽球様細胞と呼ばれる。浮遊中や食餌中も繋がったままで、それぞれの個体の大きさが成長する。鎖中の各々の芽球様細胞は有性生殖を行い(芽球様細胞は隣接的雌雄同体で、最初に雌に成熟し、より古い鎖の雄の配偶子で受精する)、胚の卵生体は親の体壁に付着する。成長した卵生体は最終的に親の芽球様細胞から放出され、それ以降は単独の無性生殖段階として食餌、成長を続け、一生を終える。

世代の交代により、世代の時間を短くすることが可能になり、単独の段階と集合の段階の個体が同時に海中に存在する。植物プランクトンが豊富な時には、この速い生殖によりサルパが短期間繁栄し、大部分の植物プランクトンを食べ尽くす。大量のサルパを維持する餌が足りなくなると、この繁栄の期間は終わる。

(wikipedia)

簡単に言うと、個体が分裂して複数体になり、その複数体からまた個体が生まれるという…なんともすごいことになっております。

これってサルパがこの世に初めて生まれたときは個体だったのでしょうか?
卵が先か、にわとりが先かっていうやつですよね。

たぶん答えは出ないんでしょう。ロマンです。

もっと簡単に言うと、分身の術を使って分身したら…初めは繋がっているけど、そのうちバラバラになって全部本物になるって感じです。

いや、なんか違うな(笑)
まーなんしかロマンです(笑)

地球環境を担う存在?!

適した環境下にいるときは爆発的に増えることもあるそうです。
南極の方で見つかることが多いのですが、実は環境的には暖かい方が適していると言われています。

c27a1f09[1]

出典:カラパイア


そしてサルパは地球環境の大きな一環を担っているといわれています。

サルパが繁栄した理由の一つは、水の華への対応の方法である。豊富な餌がある時には急速にクローンを産み出し、それらがプランクトンを食べ、あらゆる多細胞動物よりも速く成長し、海からすぐにプランクトンを除去してしまう。しかし、プランクトンの密度が高すぎると、サルパは凝縮して沈むことができる。この期間の間、浜辺にはサルパの体がシート状に積み上がり、スライム状になる。さらに、サルパとの競合のため、その他のプランクトンの種の数は、上下に変動する。

海中に沈むサルパの糞のペレットや屍体が炭素を海底に運ぶ。サルパの量は、海洋の生物学的ポンプの役割を効率良く果たすのに十分である。そのため、サルパの存在量や分布の大きな変化は、海洋の炭素サイクルを変え、気候変動に影響する可能性がある。

(wikipedia)

早い話が、人間が出した過剰な二酸化炭素を、海水や海の生き物が空気から吸収しているという事です。
サルパは何十億匹もいるので、毎日何トンもの炭素を海面から深海へと運搬して地球温暖化を防ぐ役割をしているということです!!

素晴らしいです!!

これは、サルパの前端に入水孔、後端か後背面に出水孔が付いていて、前から水を飲んで体の中で浄化し、植物プランクトンを摂取してから後ろから吐き出し、その力で泳ぐという、なんだかすばらしい体を持っているからできることなんです。

そして糞も出すのですが、それが炭素を深海へと送っていると言うことです。

そしてそれが、いわゆるマリンスノー。

生き物ってすばらしいですね…なんだか感動(笑)

さらに環境のためにプランクトンの量を調節する役割もあるそうです。
これは…サルパさんに足を向けて寝れません!!

しかし、東西南北どこにでもいるので、足を向けないこと自体不可能ですね(笑)

サルパは時々大量発生して網を目詰まりさせたりするので、漁師さん達には嫌われもののようです。
しかし上記のようにすばらしい役割があったり、様々な生物の餌となったりで、食物連鎖、環境に素晴らしく貢献している生物なんです!!


サルパさん達に最敬礼!!


  • このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。