ウロコフネタマガイ 深海生物紹介

Three_populations_of_Chrysomallon_squamiferum[2]

出典:wikipedia

不思議な不思議な金属でできた生物

深海生物、深海魚は不思議ちゃんの宝庫ですが、最も不思議と呼んでも過言ではないウロコフネタマガイ。

何が不思議かって?
なんと!!

体に金属を持っています!

画像にあるウロコのような部分、金属です。
殻にも金属が含まれています。

しかも磁石でくっつきます!!(笑)
すごすぎます!!

  • 軟体動物門
  • 腹足網
  • ネオンファルス目
  • 生息地域 : インド洋
  • 体長 : 約4cm

ウロコフネタマガイは英名をスケーリーフットと言います。

どちらかというとこちらの名前のほうが有名です。

2001年、インド洋の深海の熱水噴出孔にて発見されました。
いわゆる深海のオアシスですね。

この熱水は温泉と同じなので鉄分や硫黄など、様々な化学物質が含まれています。
どうやらその成分を体に取り込み進化したと考えられています!!

ロマン過ぎですね。
金属で出来た体なんて、SFやアニメでしか存在しないと思っていましたが現実に存在するんです。
ホント昔の日本のホラー映画、鉄男のようですね(笑)

一応ホラー映画の予告なので…

※閲覧注意

ちなみにウロコフネタマガイ、インド洋の熱水噴出孔からしか見つかっていません。
とっても貴重な生物です。

採取された経緯を説明しようと思ったのですが、wikipediaの方でうまくまとめられていましたのでどうぞ(笑)。

ウロコフネタマガイが初めて発見された海域は中央インド洋海嶺の「かいれいフィールド」と呼ばれるエリアで、モーリシャスの東南東に位置する[3]。これは3つのプレート(アフリカプレート・オーストラリアプレート・南極プレート)が接するロドリゲス三重点の22km北にあたる。このかいれいフィールドは深度 2420-2450m、2000年に海洋研究開発機構の無人深海探査艇かいこう」によって発見された熱水噴出孔である。かいれいフィールド周辺には西太平洋大西洋の生物相が混在しており、ウロコフネタマガイ以外にもアルビンガイのような希少な深海性の貝類が発見されている。その為、この海域は国際的な研究競争の場となっている。

最初にウロコフネタマガイが発見されたのは2001年、アメリカの研究チームによるものである。この結果はアメリカの学術誌であるサイエンスに報告された[4]。1年後の2001年、海洋研究開発機構を中心とした日本のチームが海域を再調査し、個体の採取を行った。2006年には再び海洋研究開発機構や産業技術総合研究所の共同チームが調査を行い、飼育実験などを行っている(後述)。

2009年、日本のチームが「かいれいフィールド」の北で新たに発見した「ソリティアフィールド」で白いウロコフネタマガイが採取された。これは、殻や鱗に硫化鉄を含まないからであり、遺伝的には同種である[5]。また、中国のチームが2007年に発見した南西インド洋海嶺「Longqiフィールド」(別名「ドラゴンフィールド」)でもウロコフネタマガイが確認されたが[6]、実際に生きた標本を初めてここから採取したのは2011年に訪れたイギリスのチームである[7]。2015年の新種記載においてタイプ産地に使われたのはこのドラゴンフィールドで、こちらも遺伝的にはかいれいフィールドやソリティアフィールドのものと同種であることが確認されている[1]

(wikipediaより引用)

人間も血液の中に鉄分をもっていたりもしますが、体の一部が金属になっている生物は、今のところ地球上ではウロコフネタマガイしか発見されていません。

正に唯一無二の存在ですね!!すばらしいです!!

学名って大変ですよね…

このウロコフネタマガイ、ちょっとおもしろ小話があります。
2001年に見つかっていたのですが、2015年まで学名が無かったんです。

それはなぜか。

学名をつけるには学者様が論文を書き、それを認めてもらって初めて学名が付きます。
それが…初めにウロコフネタマガイの論文を書き始めた学者様が他の研究で忙しくなり、なかなかウロコフネタマガイの論文に手が付かなってしまいました(笑)

で、他の研究者様がその権利をもらって…と、なんやかんやいろいろありました(笑)

そしてついに!!

2015年に論文が認められ、晴れて学名がついたとのことです。

苦節15年…その年に生まれた子供はもう中学生です。

ついに学名をGETしたスケーリーフットちゃん!(笑)

そしてついた学名がChrysomallon squamiferum(クリソマロン・スクァミフェラム)』

う、うん…むつかしいです(笑)何語なんでしょう(笑)

黒スケ、白スケ

ちなみに黒いスケーリーフットは黒スケちゃん、白いスケーリーフットは白スケちゃんなんて呼ばれていたりするそうです(笑)
白スケは、上記wikipedia記事にもある「ソリティアフィールドで見つかったスケーリーフット」であり、環境が違っているため金属を体に含んでいないんです。

レア度で言ったら、黒スケの方がすごいと思うのですが…白スケの場合「ウロコフネタマガイの中でも金属を持たない珍しい種類」って事になるのでしょうか?

もうややこしいです!どっちもすごい!!(笑)

マニアな方にはかなり人気者なメタル生物です!


  • このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。